日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

自分の中の自分と自分が衝突した


自分の中で自分と自分が衝突して、自分から自分を取り除きたいような感覚が「ブワァッ」とあふれ出してきた。

 

何かを中途半端にして迷惑をかけていたり人との約束を平気で破ったりするような人が心底嫌いで、相手の時間を使っているっていう認識がない利己的な生き方をする人が理解できない。色んな都合があるというのは分かるけど、それ以前の話で。できるできないとかじゃなくて、そこに責任感はあるのかなと思ってしまう。狭い人間だな、と。

  

 

だから「知行合一」とか「有言実行」とかっていう「言っていることとやっていることが精通している」ような人に強い憧れがある。そういう人こそ、誰にでも通用するスーパー凄い人じゃんってなるし、キラキラ輝いてみえる。勿論これは自分がそれ相応のことをした上で発言するのが前提になるけども。だって、相手の立場から考えたら「自分のこと棚に上げて何もしていない人に言われたくない」とか思うし、そんな残念な人にはなりたくない。

  

f:id:tnzoe3:20160808173150j:image  

 

っていうようなことを思っていた22歳のわたしがいたんだけど、それが最近取り組んでいることが多くなって何がなんだか分からなくなっていた。というか、整理できていないだけだった。その結果、潰れそうになった。

   

 

誰かに「やれ」と強制されていることでもないし、「やってください」とお願いされているわけでもない。だけど自分に対して「自分で頑張るって決めたなら弱音吐かずに最後までやり抜けよ」って思うし、「やりたくないなら最初からするな」ってなる。何度も何度も頭の中で繰り返されて、グルグルと感情をかき回される。

   

 

この考え方があるから「がんばれる」し同時に「きつく」もなる。自分の中では、仕事をこなして人との約束は必ず守って信頼関係も築けて・・・っていう理想の自分に近づこうとしていた。ものすごいスピードで。そうしているうちに、「弱い自分」と離れていく感覚にもなった。

  

 

弱い自分が嫌いなはずなのに、弱い自分が消えると苦しくなった。とか思っていたら「すみません」を言わなきゃいけない瞬間が何度もやってきて、もうなんか全部投げ出したくなった。

 

まさに、自暴自棄って感じ。無責任な人が大嫌いなはずなのに、無責任になりそうな、自分がそこにはいて。そんな自分から離れたくなった。本当の自分が分からない、そんな感覚。

 

 

 でも「辞める」と決めた途端にやってくる状況、自分が相手にもたらす影響を考えたら簡単に投げ出すという判断は出来なかった。今までの思いだってあるし、ここで踏ん張れば何か変わるかもしれないとか思ってた。でももう頑張るエネルギーもなかった。

 

      


そんな「モヤモヤした自分との付き合い方分からないです」なタイミングで今日、大好きなライターである「佐々木ののか」さんに会えた。ののかさんは、私が失恋して映画を見まくる毎日から自然と「結婚」という言葉がキーワードになって、そのときにたまたま見つけた記事のフリーライターさん。

   

書く文章が全て好きで、時間があってもなくても時間を作って「わざわざ」でも読みたい、そんな言葉に物凄くパワーのある人。初めて会ったのは今年の誕生日の次の日で。あの、大好きな憧れの「ののかさん」が目の前にいる、話せる、毎秒興奮状態だった。なんだか懐かしいな。

 

   

   

弱い自分から抜け出したくて、でも弱い自分も自分で、そこから離れたら戻って来れないような気がした。話しているうちに自分の中でも頭の中を整理することができたし、それと同時に「ののかさんの言葉」をもらって世界がグーンと広く、そして見るべきものがはっきりしてきて楽になった。うおおおおって感情が高ぶって、生き方とか全部全部すげえってなった。言葉のない世界に行けたら今の自分の感情を百パーセント表現できるのかなと思うと悲しいくらい。

   

   

 

話すことで楽になる、整理できるようになる。そう感じた。自分にとっても相手にとっても有意義な時間だったらいいよな~と思う。だから話すのも聞くのも好きだし、その過程を終えたあとに出てくる「書く」とか「読む」とかいうのも大好きなんだろうなって思う。

    

本当に幸せだなって思う瞬間を整理しようとしたら三時間かかった。

 

2016/08/08 @神楽坂