日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

わたしは、最強で最高の女になる。

去年の夏、当時の恋人と別れ、それまで密かに夢みていた関東での同棲や仕事での立場、その彼と思い描いた家庭をもつというもの全部が全部、一瞬で崩れた。先を見越した上で今の生活を充実させようと意気込んでいた日々が消えてしまった。

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このままじゃ自分のことが嫌いになるかもしれないと焦りながら、あらゆるオンラインの講義に参加していく中で出会ったのがワタシル大学だった。

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新たな自分を、再スタートさせたい。もっともっと、自分の好きな自分でいたい。毎日を生き生きと過ごしたい。思い返せば、とにかく何かに縋る思いだったのかもしれない。

  

そんなこんなで、受かるかどうかもわからないワタシル大学のアンバサダーに申し込んだ。数ヶ月後、採用の通知。合否がわかる日は、ドキドキしてずっと携帯を握ってた。仕事以外のところで色々活動していきたい気持ちもどんどん高まってきているタイミングで合格の連絡だった。とにかく、うれしかった。

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一月。初めての講義。年下の人もいれば、年上の人もいた。職業もバラバラ、キャリアに対する想いもバラバラ、すでに家庭を持っている人もいて自分とは違う立場の人がほとんどだった。

 

そこで代表のナオさんが「自分の充実感を感じる感覚を覚えておくこと。自分が不満を感じる時に、どうやって乗り越えたかを考える。大切な価値観によって充実した未来を考えて、大まかな方向感覚を人生の節目に合わせてプランニングと修正をしていく。」と言葉をくれた。

 

今になってわかる。ワタシル大学での半年間は、自分の人生を歩む上で、一番大事な思考を学んだ時間だったと思う。

  

アンバサダーとして講義を受けていく中で、大きく印象に残っていることは2つ。もともと前職の時から苦手意識のあった「30代後半の人との関係づくり」が今まで以上に深めることができたこと。仕事とプライベートを完全に分ける思考から、バランスをとりながらイコールにできるようになってきたこと。無理なく自分の好きな自分のままで、日々を過ごせるようになった。

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全員受講必須の講義から、自分の必要性に応じて選択可能の講義。定期的なメンターとのミーティングで方向性の確認と具体的に落とし込むヒアリングをしてもらった。2回目以降は、前回のメンターミーティングから修正したりフィードバックをもらったり、新たに思考を整理してもらったりした。講義が進むにつれ、アンバサダー同士の交流も生まれた。これまで話したことのなかった話題も深ぼることができた。

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1つ目。30代後半の人との関係づくり。その年代にあたる、モモちゃんとの出会い。初めてペアワークをしたのが価値観ソートだった。

  

90個ある価値観の中で、自分にとって大事な価値観を1つに絞り込んでいくワーク。90から74(全体の81.32%になっただけだった)。90あるほぼ全ての価値観を大切にしたいと思っていた。次が74から37。37から14。14から5。5から1。最後には「感情」が残った。

 

一方で、モモちゃんはこれまで培ってきたものがあることを語り、大切にしたいことが大切にできない葛藤について話してくれた。選ぶ過程すらも、楽しめなかったらしい。真逆だと思った。

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ライフステージが変われば、大切にしたいものが変わる。大切にしたくても、そうできないこともある。他人の話を聞くことで、自分が何を基準にして大切にしたい価値観を選んでいるのかがわかった。それを教えてくれたのが、モモちゃんだった。

  
30代後半に属する人達との関係づくりに対して苦手意識があったのは、これまで自分を中心軸において関わってきていたからかもしれない。ライフステージが違うこともあるという前提で、相手との関わりができていなかった。関わろうとするときに、相手を知ろうとすること。その上で、自分の伝えたいことを伝える。立場が違うからこそ、見え方が違った。

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2つ目。仕事とプライベートを、完全に分けていたところをイコールに近づけるようになった。これまで、仕事以外で、自分のやりたいことを着実に叶えることができていた。その要素を、仕事にも少しずつ組み込んでいくやり方をメンターが提案してくれた。歌やギター、文章に、写真に絵という自分の表現してきたい分野を仕事に取り入れていく。

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自分が弾き語りした歌を、学級最後の動画に組み込んで動画編集して見せた。時間割や授業時数計画などの事務作業を、得意な関数を組み込んで効率化を図った。学級通信を手書きにして、絵と文章に個性を出すことにした。自分のカメラで撮って編集した写真を、個人懇談で直接見せることにした。この半年間で、自分のありのままの姿を職場で生かせるようになった。自分の好きな自分を出せる時間が、増えた。

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ワタシル大学に参加できてよかったと思えることは、ここに書き切れないほどたくさんある。自分の強みをたくさん見つけることができた。感情の言語化が上手、基本的に未来志向でポジティブ、人の気持ちを読み取れる、ストイック、センス爆発、クリエイティブ、共感力、発信力、深みとパワー。全て、フィードバックしてもらって出てきた言葉。

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結婚と妊娠についての学びも大きかった。自分の特性や性格を捉えた上で、経験をどう活かすのか。夫婦別姓。結婚観・家族観。マミートラックの体験談やポータブルスキルについて。実例を挙げてのディスカッション。ライフキャリアレインボーから見た自分のキャリア。サードプレイスという考え方。学びが止まらなかった。

 

不妊治療って大変そう」と、どこか遠い感覚だった。妊娠するのが当たり前ではないこと。何を優先していくのかを自分の中で明確にすること。体験談を聞いて自分がいかに知っているつもりでいたか、自覚できた。知るって怖いけど、知らないってもっと怖いと思った。

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なりたい自分に近づくために、取り入れたいこと。

  
まずやってみる。次に、それを発信する。そこで、誰かの刺激になっている手触り感を感じながら動き続ける。「できた」のサイクルを繰り返して、継続していく。自分の感情に目を向ける。達成感やモヤモヤを感じたら、一度立ち止まって修正する。


▼個展

・来年の開催に向けて個展経験のある友人に段取りを聞いて、それをもとに逆算した計画表を作る。


▼仕事

・自分だからできることを仕事の中でやっていくこと、増やしていくこと

・自分を出しながら、周りを巻き込みながら進めていくこと


▼家庭

・「人を大切にする」という点における価値観の近さを軸に置き、もう一度自分の家族観について考える。

 

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最強で最高の女になる。がんばる。ワタシル大学に、出会えて心の底からよかったと思える。半年間の記録。

  

2021/08/01