日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

進んでく

「もう誰とも付き合えないかもしれない」と話す不安そうに話すその人はマッチングアプリを携帯から消した。働き始めて出会いが少なくなって始めたものの、上手くいかなかったそうだ。しばらく経つと後輩からアプローチを受けていた。無理をしなくても、出会うべく人には出会うんだと思った。

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「みんな幸せにしてんのかな」と遠くを見つめながら話す彼女は、上京して同僚や幼馴染、数多くの人からアプローチをされていた。そのうち一人から結婚を申し込まれたようで、学生のときとのギャップに少し動揺しているみたいだった。

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「同棲するかも」と電話口に話す彼女は国境を越えた遠距離恋愛を経て、今その彼のいる国に住んでいる。遠距離って寂しさもあるけど、信頼感すごいよねって言い合ってる。その彼女が同棲するかも、だそうだ。いろいろ都合が変わって、どうなるかはまた振り出しに戻っていたけど。

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今度は、久しぶりの人から連絡がきた。「妊娠しちゃった」とおめでたい話だった。「相手の誕生日プレゼント何する?」とか何かある度に相談し合ってた。初めての妊娠に戸惑いながらも、恋人の「産もう」の一言で自分とお腹の中の赤ちゃんに向き合う覚悟をしていた。 

      

「お腹がいっぱいになった。妊娠してるかも。」のジョークが、笑えないジョークになってきたのが二十五歳。結婚の第一ラッシュだ。お祝い事が増えて嬉しい。

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学生の頃から付き合っている友達は、今プチ遠距離だそうだ。結婚指輪の相場は四十万、結婚式の相場は四百万。二人で貯めて、彼氏の仕事の転勤があれば同棲スタートだそうだ。仕事とプライベートで新しい環境っていいな。

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学生の頃、友達が「一人暮らししたい」とあれだけ言っていた子が「今の彼と結婚するために一人暮らしの費用を貯金に回している」と嬉しそうに言っていた。数年ぶりに連絡をとったら、二人は別れていた。わたしも寂しくなった。呆気ないような、でも二人が納得したならいいのかなとか。

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ずっと仲良くしていた友達は、彼女の不倫をキッカケに連絡を一切取らなくなった。不倫もののドラマや映画の予告を見ると、どうしても彼女と重ねてしまう自分がいる。今は、どうしているのか分からないけど幸せだったらいいな。

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「きっと付き合ったら幸せなんだろうな」と思っていた友達カップルが付き合った。思わず、二人におめでとうと伝えた。幸せそうな二人を見て、幸せになるってハッピーすぎる連鎖だなと思った。

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アーティスティックになりたいと言い続けて、歌や絵、写真や文章、料理をゆるく続けたら「アーティスティックだ」と言われることが増えた。思ってるだけじゃ変わらない、言ったらだんだんと変わるって改めて思った。

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知らない間に、周りも自分も進んでいく。知らないのはわたしだけで、みんな知ってるのかもしれない。  

      

あれだけ悩んだ就職活動も、今では自信を持って語れるものになった。「自分は正しいことをやってきた」っていう経験から生まれる誇りが、今の自分に勇気を持たせてくれたりする。

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うまくいかないときこそ、自分の心の声に耳をかたむける。そしたら、いつか全部つながる。だからあっという間に過ぎてく日々を、自分が好きな自分で過ごしていこうって決めた。改めて。

    

2019/06/13