日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

会ったことがない人と東京で会った話

会ったことは一度も無いのに「ブログ読んでます。大好きです。愛読者です。」と三拍子で伝えてくれた女の子がいた。名前は出さずに紹介する、メモリアル三号目。   

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共通の友人が多く、その友人達を介してその子の話題は何度か出てきていた。どんな子だろう、いつか会えるといいなと思っていたら突然連絡がやってきて会うことになった。

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そんな人生で極めて珍しく、貴重な存在。想像していたよりもずっと、東京の女の子だった。仕事をしている自分が好きと話す彼女は素敵な笑顔の持ち主だった。

    

思っていることを、真っ直ぐに伝えられる素直な子だという印象がすぐについた。笑顔で、話を最初から最後まで聴いてくれた。話しの合間には「ずっと聴いていられるので、ずっと話していて欲しい」としっかり言葉にして伝えてくれた。

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話していて心地が良く、心なしか、話しながら自分のあたまの中の整理も出来ている感じがした。聞き上手は、このことだと思った。聞き上手がいるから、話している側は心地よい時間を過ごせる。双方にとって良い空間。

     
一時期は多くのコミュニティに属していたり、旅をしていた子が、今では「仕事に生きる子」になっていた。それは、全くマイナスのイメージではなくプラスな意味でのこと。

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その瞬間、瞬間を大事にしている子だった。その瞬間を大事にするために、時間の有意義な使い方を意識しているんだろうなと感じた。それもきっと無意識のうちにやっている。

    

同じ時間を過ごしていても、こう、意識するしないで一日の密度が変わる。濃密で味わい深さが増す。関わり方って大切だな、捉え方って大切だなって思った。

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話し足りないくらいが丁度いい、帰り際にそう言い合いながら、大好きな淡麗もくれた。ブログを読んでくれているせいか、会う前から全部わかってくれている感覚に陥った。こんな出会い方は誰が何と言おうと、やっぱり嬉しかった。

    

もっと知りたい、もっと仲良くなりたい。「もっと」が続く時は好きだ。感情が揺さぶられる瞬間が好きだ。こんな時こそ自分の色が色濃く出ている気がする。

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初めて会ったにも関わらず恋愛の話をしてくれた。好きな気持ちは、やっぱり素敵だと思った。恋愛の話をしている彼女は、可愛く見えた。恋する人はキラリと輝いていると確信した。

   

悩めば悩むほど、好きな気持ちを再認識する。相手を思えば思うほど、嫌な自分と向き合う時間が増える。どんな未来が待っていたとしても、相手の反応を想像して笑顔になるようなことをお互いがしていけたらいいなと思いながら話をしていた。

   

彼女はきっと、それが出来ると思った。聞き上手な子は、相手の立場に立って考えられるから。余裕がなくなると恋愛感情は醜くなるものだけど、そんな時ほどよい距離感が大事になるとも思う。簡単なことではないけれど、ね。

         

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人との出逢いは、やっぱり、面白いと思った。この一日だけでも楽しくて面白くて嬉しいんだから、これからもきっと関わり方次第でもっと楽しくて面白くて嬉しくなる。「これから」が楽しみになった東京最終日。ありがトーキョー。

   

2018/06/12