日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

二週間

一人暮らしが始まってから二週間が経った。まだ二週間か、四月は時間がゆっくり流れてる。引っ越してから、新しい仕事が始まってから、二週間のこと。

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半年以上ぶりの一人暮らしは、思っていたより心細かった。どちらに身体を傾けたら、寂しさが紛れるのか試したくらいだ。

     
慣れない部屋での生活は、東京でのウィークリーマンションを思い出させる。毎晩仕事から帰ったら、お風呂を沸かせて、その間にご飯を作る。食べ終わったら半身浴をして、そのあとは誰かと電話をして眠るサイクル。

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ちょうど一週間前は、桜が満開だった。春の訪れがより一層不安になった。仕事への焦りや不安で、頭の中がいっぱいいっぱいだった。やる事はやっているはずなのに、もしかしたら不備があるかもしれないと、永遠と頭の中をグルグルさせた。

     
考えたって仕方のないことだ、と分かっていても考えてしまう自分に呆れる。考えなければいいことも、考えてしまって結果苦しくなる。一人暮らしで寂しさも際立って、不安と焦りのオンパレード。

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「DON'T THINK , FEEL」なんて言葉は、ドラマや漫画の世界じゃない限り、タイミングよくやってこない。世知辛さだけが残った。

     
そのくせ、こういう時に弱音を吐くことが苦手だ。何をどう伝えたらいいか、苦しいを苦しいとストレートに言っていいものなのか、相手を困らせるだけじゃないのかと、そこでも考えて結果的に頼れなくなる。相手の問題というより、周りとの関係をシャットアウトする自分の問題だ。不器用か。

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終いには、タイミングよく誰かが全てをマネジメントしてくれたらいいのにと、ナイモノネダリをしている。誰かに責任を押し付けてしまえば楽だからだ。自分で最初から最後までするって、不安ばかりが募る。もう、いっぱいいっぱいだった。

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そんなとき「やるしかないっしょ」とポジティブに考えるように促してくれたのが、彼氏だった。もうね、毎回毎回自分でも呆れるくらい支えられてる。ありがたいなぁ。

     
そういえば、わたしは彼と付き合う前に当時の悩みを相談をしたことがあって「こんなにも親身になって、具体的に相談に乗ってくれるんだ」と驚いたことがあった。


そんなスーパー相談に乗ってくれた人に頼ることを、今まで躊躇していた。「頼るのがニガテ」と言い訳をして、嫌われるのが怖かったからなのかもしれない。弱いときはトコトン弱い。臆病者だ。

 


真剣に他人の悩みに真摯に向き合ってくれる人が、自分の彼氏だなんて幸せすぎるってなった。ああ、これはもうやられた、ゾッコンじゃんとなった。


その日、翌日の朝も早いこともあって少しだけど決めていた電話も、一時間はとうに越えていた。彼が家に着くタイミングでわたしもお風呂に入ると言って電話を切った。


いつものように半身浴をしながら、支えてもらっているなと感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。幸せを幸せと言える幸せを、大切にしたいと思った。気付けば不安な気持ちも、飛んでいった。

 


お風呂からあがると「彼女のブログが一番良い。感性や文章、写真すべてが素敵だ。」とツイッターに書かれていた。


こんなにも幸せでいいんでしょうか。おかげで、この二週間疲れたけど頑張れた。エネルギーをたくさんもらってる。二週間、大変だったけど頑張れた。明日からも頑張れる。