日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

コーヒーとワイン

もともとコーヒーは苦くて飲めなかった。ミルクに砂糖を入れて甘くして飲んでいた。大学受験の対策をしていた高校三年生のとき、ブラックコーヒーを眠気覚しに飲んでいた。

   

受験が終わるころには、いつの間にか好きになっていた。習慣にしてしまえば、苦手なものもなくなってくる。コーヒーとチョコレートの組み合わせが、最高だってことも後から知った。

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スターバックスでバレンタインの期間限定のものを頼んだ。メニューを見て、すぐに目を奪われたコーヒー味。甘いものとコーヒーが合わさったものは、美味しいに決まってる。

    
コーヒーをカスタマイズしようと決めて並んで、いざ頼むときに「ロマンチック」と名付けられたピンク色のハートがついている飲み物が目に入る。ロマンチックに弱いわたしは、ピンクの飲み物を注文。

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ロマンチックといえば、誕生日にサプライズで夜景と星の見える知らない場所にドライブで連れて行ってもらったことがある。どこにいくかを知らされず進む車が、止まったコンビニでケーキとプレゼントが用意されていた。帰り道は、迷って夜中に熊本に着いたりもしたけれどロマンチックが全てを幸せに変えてくれた。

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大学生のとき飲み会で頼むのは、いつも決まってカクテルだった。カシオレとかカルーアミルクとか甘い飲みものだった。ジュースのようなお酒が飲みやすくて好きだった。アルコールと言われるソレを飲めるようになったことが大人な気持ちにさせてくれた。

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大学生とき、先輩を好きになった。覚えたてのお酒を飲む私とは対照的に、色んな種類のお酒を知っていた。先輩が勧めてくれたお酒は飲むようにした。勧められたお酒と同じリキュールを使ったものはいくつか頼んで、飲みやすいものを見つけては「これ、美味しかったですよ」と知らせていた。

       
一緒に飲む機会がある度に「同じのをもう一つ」と先輩のあとに続けて頼んでいた。共通点が欲しくて、必死だったのかもしれない。頼んでいくうちに、だんだん美味しく飲めるようになった。

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飲めるものが増えていった。「美味しい」を共有できるようになった。お互いのお勧めを言い合えることが嬉しかった。

     
赤も白も、味の美味しさが分からなかったワインもお肉料理は赤ワインで、白ワインならお魚料理ということを知って、それが「美味しい」と実感して、だんだん好きになった。

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知れば知るほど、経験すれば経験するほど「楽しい」や「好き」が増えるっていい。コーヒーとワイン、今でも好きのままでいてくれる。

     

経験をすればするほど、楽しい生き方をしていきたい。

    

2019/02/11