日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

恋バナをしたら心配される理由

「あの人はこういう人だ」と一度なんらかの印象を持つと、ずっとその後もその印象はつき続け、そういう目でその人の事を見てしまう。しまいがち。

   

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すごいと思えば、そのへんの有名人よりも自分の中でのその人は輝き続ける。その人の紡ぐ言葉ひとつひとつに深みを感じて、尊敬に尊敬を重ねていく。何をしても素敵、というようになる。ある意味で、相手が見えなくなる。

       

「そんな大した人間じゃないよ」と言われれば「じゃあ、どんな人間なのかもっと知りたい。」となる。自分の見ている世界が全てではないとは分かっていながら、自分の見えている世界以外に目を向けようとすると何が何だか分からなくなる。

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自分から好きになるときは大体、関わってから好きになる。知れば知るほど魅力的に感じて、見えなくなる。好きになったら相手に完全に染まる。

   

お薦めと言われた映画は全て見るし、相手が好きな食べ物や飲み物は全て好きになる。ショートヘアが好きと言われて翌日、伸ばしていた髪をバッサリ切ったこともある。こんなにも影響を受けやすいものかと驚くことがある。好きがこんなにも大きいものだったのかと気付かされる。染まりやすい。でも、きっと好きになったら相手に染まるのは誰でも経験あるはず。

     
ただ、友達と恋バナをしているときに「過去になにがあった」と心配されるくらいには恋愛感情に対して踏み出すということができない。それはBARで働いていた短い期間で学んだ大人のブラックな姿が頭から離れないからだと思う。

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「きみ、若いから同世代の人としか経験ないでしょ。もっと上とのセックスを経験した方が良いよ。知らないなら教えてあげるから。踏み台にしていいよ。」とダイレクトに言われたこともある。親切心なのかもしれないけれど、結局自分がやりたいだけでしょと冷めた自分がいた。

   
「性欲処理でしかないよ、女は。付き合ったら面倒になるだけでしょ。だるい。」と愚痴をこぼす年の近い男の人の話。

   
「コンドームは男が買うことが多いけれど、別に男が避妊する必要ないし、妊娠したら捨てればいいだけだから逆だろ」と自慢げに話す人もいた。

    

  

別にこれが男の人の実態だとか、この考えが世の男性の全てではないとは思うけれど、セーブをかけるようになった。きっと皆に言っている。自分の欲のために言っている。そう考え始めたら、どれだけ相手を魅力的に感じていてもぐっと冷める。美化しすぎていたと冷める。

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でもやっぱり好きな人に好きと言いたいし、本当に好きな人から好きと言われたい。でもまあ男の人が複雑なように、女の人もきっと複雑なんだろうなきっと。

 

ということを書いていたら隣の席にいた男性から連絡先が書いてある紙を渡されて戸惑っていますが、詐欺の可能性もあると言われ益々混乱しています。人間ってむずかしい。

 

2017/05/22