日常を綴る

止まっているようで進んでいて進んでいるようで止まってる

「やりたい気持ち」と自分

あなたの道は、こうです。あなたの運命は、こうなります。だから、こう進みましょう。

     
そんな風に指し示してくれたら、どれだけ楽かと卒業後の進路を記入する度に思ってきた。一般的に、悩んだときに人が占いに頼りやすいのは、そういう背景があるのかもしれないとか思ったりもする。

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「このままでいいのか」とか、「こんな感じでいいのか」と、どうしようもない不安と焦りで頭がいっぱいだった。主観的に捉え過ぎて苦しくなると、自分を離れて見るようになった。「どうなるんだろうね」と、どこか他人事だった。俯瞰し過ぎて、最終的に自分からかけ離れたところにいて何が一番の選択かもっと分からなくなった。

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どうにだって出来るときが、一番自分と向き合うときだと思う。グルグルと無い頭を、一生懸命に働かせているとき。自分の中の優先順位がどんどん、浮き出てくる感覚だった。

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「やりたい」は幾らでも言える。口では何とでも言える。夢は、幾らでもあっていいと思う。いくらでもやりたいと言えばいい。小さい時は「ああなりたい」という理想をいくつも並べていた。

       
ただ、そこにどれだけ向き合っていくか。その誠意が見えて初めて、尊重されるんだと思う。最終的に、達成できるかどうか分からなくても、自分なりにどうやったら達成できるのかを考えて、自分なりの将来設計を考えたりする方がいい。修正は何度でも出来る。

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迷ったときに、どうしたらいいか分からなくなるときに、誰かに相談できる方がいい。一人で答えを出すなんて、経験のない事なら尚更難しすぎる。相談できなかったとしても、この人も頑張ってるから、と刺激になったらそれはそれで乗り越えられていい気もする。

      
尊重し合える関係っていうのは人との関わりの中で、とても理想的なものだ。今のありのままの姿を尊重するんじゃなくて、相手のこれからに「望むこと」や「目標設定」だったりをリスペクトできて初めて、それを踏まえた上で尊重がある。と、思ってる。

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なりたい自分の姿なんて、幾らでもある。だから、ちょっとでもステップアップしていると何年か経ったときに思えるように具体化していきたい。行動していきたい。嫌なこともしんどいことも乗り越えていきたい。それくらいなんてことないって言えるくらい乗り越えて自分のものにしていく。

      

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がんばるぞえ

2019/03/17
 

先週のハピネス

仕事に行って、一番にすること。出勤簿に印鑑を押すこと。その、いつもの出勤簿がスタンプラリーになった。「会えるまでのカウントダウンスタンプラリー」。早く金曜日まで自分の印鑑で埋まって欲しくって、そう思ったら、長い長い一週間だった。

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金曜日には、今年初めて会う日。先月、付き合ってから一年が経った。もっともっと長い気がする。遠距離だし、会ってる日数で言えば少ないはずなのに不思議。

      
九州に来てくれるだけで数万円はするし、会える日までの泊まるところやご飯代やらで、きっと色々かさむ。そもそも最近は、移動移動の連続だろうし、お金を使わないでいいようにと思った。

        
それなのに、結局泊まりたかったホテルは予約して、行きたかったフレンチのお店も勢いに任せて予約した。自分の特別な場所に、自分の特別な人と一緒に行きたかった。

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今年に入って初めて会うってことで、いつもに増して緊張した。どんな風に会おう。見た目は、いつも以上に気合いを入れたけどドキドキする。友達のインスタに映る姿は、「髪の毛すごいね」と思わず伝えてしまうくらいのモサモサヘアーだった。毛先が白くなっていて、ストレスが溜まってるのかな?と心配になった。とはいえ、やっと会える。

  
会う前は洋服も買ったし、美容室も予約した。少しでも可愛いってなりたい。会えると分かったら、だいたいそうする。一大イベントだ。会う前の、魅力アップ大作戦だ。


「この洋服のときは、このときに着ていた」と幸せエピソードがついてきて着る度に幸せな気持ちになれる。思いの外、恋愛する自分が女の子らしくって、へんな感じ。

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土曜日に会う予定が、色んな用事が重なって1日早く会えることになった。とりあえず可愛くしてもらったはずの髪型ですら、会う直前になると不安になる。お店に着いて、周りを見渡すと、まだ着いてないみたいで、ほっと一安心。と思ったら私の後ろに男の人。


向こうも髪の毛を切ってカッコ良くなってた。え、どうしたの?モサモサヘアーじゃないの?しかも千円カットとかじゃなくて、わたしが好きな美容師さん任せて切ってるの?好きが止まらない。え、もう。だいすきってなった。白髪と思っていた毛先はペンキの白がついただけらしい。お節介おばちゃんになってた。

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見渡したら全員好きな人だったから、もう世の中全員好きな人だってなった夜でハピネスでした。

      
その日は、朝までみんなと楽しんだ。一緒にいた友達に「めっちゃ彼氏のこと好きじゃん」と言われた。実際そうだからいいじゃんって開き直ってた。

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今回は車で向かった。時間に融通が利くように。泊まるところへのアクセスがいいように。色んなところを、一緒に回れるように。改めて、車を買って良かったなと思った。

       
博多駅の近くにいるってことで車で向かった。今日は予約していたフレンチのお店と行きたかったホテルに行く日。ちなみにフレンチのお店は、私の学生時代のバイト先。

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いつもダボっとしている服を着ている彼氏が、白シャツ着ていた。わざわざ買いに行ってくれていたらしい。嬉しくって、運転席で感動していたら人を引きそうになった。対向車からクラクションを鳴らされた。恋は盲目、これは危ない。


お店では、大好きなメンバーがおもてなしをしてくれた。好きな人に、好きな人を紹介するって嬉しい。好きな人と、自分のイチオシのお店に行くのが夢だった。ちょっとした夢が叶った。

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お次は、泊まるところへ。チェックインまで時間があったので、地元の映画館を見に行った。映画を見る、じゃなくて映画館を見る。小さい頃から映画を見るならココってところに彼氏がいるのが不思議だった。「ここが、僕のアナザースカイ」とか言ってて思わず動画を撮った。嬉しかった。

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泊まるところは、最近できたばっかりのところで。まるでリゾート地だった。異空間で素敵空間。天井高くって、テレビも大きくって、Bluetoothで好きな音楽も流せて。いやあ、もう、最高だった。

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お昼はお洒落だったから、夜はカジュアルに行こうと近くのジョイフルに行った。外は雨が降っていて、傘は一つしかなかったので相合傘をした。こっちが濡れないようにしてくれてるのが伝わって、すごく嬉しかった。優しさを感じられる、雨の日も好きだ。

 

     
ご飯を食べてホテルに戻ったら、クラブラウンジの時間がもう終わっていた。ドリンクも食べ物もフリーで、いくらでもいれるっていう最高の空間なのにタイミングが悪かった。代わりに翌日の朝、行った。

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あれ、ひとつひとつを残していたらキリがない。地元の映画館に行ったり、行きたかったホテルに泊まったり、前のバイト先に行ったり、行き当たりばったりで足湯見つけたり。

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一緒にいるだけで胸いっぱいになった。余韻に浸るだけで、今日までの一週間もハピネスだった。たかが三日一緒にいただけなんだけど、エネルギーもらった感がすごくって。もう、なんか、すごく好きが増した三日間だった。

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付き合って、初めて東京で会った日。ちょうど一年前の三月になる。皮のブレスレットをプレゼントした。皮の最初は肌色で、少しダサい気がして色つきのものにするか迷った。でも今になって思う。皮がいい味を出してきた。日が経つにつれ、濃くなっていく。関係も、同じようになってるといいな。

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先週のハピネス、という名の惚気でした。みんなも幸せを語って、エブリデイハッピー!になろう大作戦。ただ、とっても幸せなときに限って、惚気るのすら勿体なく感じちゃう。大好きと幸せの余韻に、ひとりで浸りまくる傾向にある。な〜〜んちゃって。

 

2019/03/10

初恋の人の話

ちょっと前に話したときに書いて残してほしいと言われたので書きます。過去の恋愛の話。ドラマみたいだねと言われた、初恋の人の話。
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家族ぐるみで仲良くしていた人だった。兄弟から「はるかちゃんのこと好きらしいよ」と伝えられてから四年後、他の人が好きだと噂をされていても諦めがつかなくて告白をすることにした。「四年前から好きだった」とサプライズ告白をされ、付き合うことになった。

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付き合ってから、なんだか緊張して手を繋ぐことすらも出来なかった。つまりは、付き合うってなっただけで、何もことは起きず関係は自然消滅した。そう、これで付き合ったのは終わった。

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新しい高校生活が始まった日。

通学に使う駅で、線路越しに目があったのがその彼だった。ああ、こうやって出会ってしまうもんなんだと少し運命を感じたのを覚えている。

        
ドラマでもなんでも無いのに、連絡先を知らない彼が線路の向こうにいる。それが、毎朝のことだった。こんなこともあるのかと、不思議だった。

      
知らないフリ、気づかないフリを三年間し続けるわけにもいかず、互いが連絡先を知ることになった。花火大会や、彼の学園祭に誘われた。当時好きな人がいた私は、その誘いをすべて断った。二人で会うのが、少し怖かったのもある。

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同じ駅から通う三年間が終わり、顔を合わせなくなった。変わらず、私は好きな人を追い続けていた。次第に、連絡を取らなくなった。変更したメールアドレスは、最後は送れなかった。

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成人式。地元が同じということもあり、久しぶりに彼の姿を見つけた。そこでも私は気づかないフリをして、友達と思い出話に花を咲かせていた。そのまま帰る時間になった。

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気付けば目の前に彼がいた。「話そうと思ってきた。」と言われた。久しぶりに聞く彼の声は、少しだけ低くなっているような気もした。

        
お互いのフェイスブックを交換して、近況報告を少ししたら解散した。ここでも会うのか、ここでも話しちゃうのかと、わたしの頭の中は「これってディスティニー?」の連続だった。

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二年後、偶然が重なって関東で会うことになった。というより美味しい店を紹介してくれる、と彼の行きつけのバーに連れて行ってくれてご馳走してもらった。好きなお酒が同じで、私の頭の中は、二年ぶりの「これってディスティニー?」だった。

       
そして眠気と戦い始めるか否かのタイミングで「あのさ、どうしても、結婚するなら谷添の顔が浮かぶんだよね」と言われた。頭の中が真っ白になった。「これってディスティニー?」からクエスチョンマークが消えた。

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世の中にはタイミング、というものがある。相手の進むスピードと自分のスピードが重なるかどうかで大きく変わる。

       
結婚するなら申し分のないくらいの人。良い旦那さんになりそうな人。家族ぐるみで仲良くて、頭も良くて仕事も出来て、気遣いもできる。料理も出来て、スマートに食事をご馳走してくれて、内緒で仕事の休みを取って空港まで送ってくれるなんていうサプライズまでしてくれた。尽くされるというのは、こういうことかと思えるくらいだった。


でも、彼と私の進むペースは違った。当時の私は、結婚なんて先のまた先のこととして認識をしていて、彼は次に付き合う人とは結婚したいと言っていた。

     

そして、当時わたしには彼氏がいた。そのことを知っている上で、伝えられた告白だった。数年ぶりの告白は少しドキドキしたけど、やっぱり彼氏を裏切りたくなくてお断りした。その後、気まずくって一度も会っていない。何をしているかも、どうしているかも知らない。どうしてるのかな?とも思うけど、お互いがお互いの道を進めていたら良いなと思ってる。

    

「ドラマみたいだね」と笑われた、初恋の話。

2019/02/24

アーティスティックな自分

書いては消す、また書いては消すを繰り返す。なんだか、好きな人にメッセージを送るときのような気持ちでこの文章を書いている。

    

書きたいことを、書きたいまま、書く。

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とはいえ、書きたいことが山ほどある。書くまでのことでもないことも山ほどある。そういう毎日を送っている、気がする。その全ての日常を日記帳に残している。

       
帰ったら、日記を書くことが日課になってきた。もちろん、リビングで気を失うように眠る日もある。そんな日は、週末にまとめて書くぐらいのゆとりを持っている。その方が心にもゆとりが出来ていい。

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そういえば、広島の頃は23時に家に着いていた。帰り道はコンビニに寄り道して、ビールとつまみを買って、友達に電話をしながら寝るのが好きだった。

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この間、ブログを書いたのが11日。あれから幼馴染と社会人になって初めて会ったり、岡山と香川に旅行に行ったり、職員旅行でいろいろあったりした。いろんな迷いがあったり、迷わずゴー!と突き進んだりした。

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何もない日の方が、めずらしいのかもしれない。最近は、半身浴をしながら本を読むことも増えた。そのうち本を湯船に、ぽちゃんと落としてしまいそうなくらい眠気が来るギリギリ読んでいる。まだ、落としていない。セーフ。

         
これこそ、わざわざ書くまでもないことなのかもしれない。でも残しておきたいと思った。そう思えるものが日常には溢れてる。逆に、書くのが勿体無いくらい、心に残っていることだってある。案外そのまま書かずにいると、あとから「なんだったっけ」と覚えていなかったりもする。

           
そんな日常を、ブログや日記帳だけじゃなくて、ツイッターフェイスブック、Thumblrとか色んな場所に残してきた。

     
そして、本を作った。日常をカタチにしようと決めて、作ることにした。

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作ると決めてからは、早かった。もともと九才のころ「自分の本を作りたい」と言っていた。その夢が五年後に、あっさりと叶った。あと、十数万円くらいのお金もかかった。

     
これが、制作費というものなんだと思った。買いたいと声をもらうだけで緊張した。入金されるのを見て、ぐっと身が引き締まる思いになった。そして、そこまでの価値があるのか?と不安にもなった。経験したことのない世界は、怖い。アーティストってやっぱり、かっこいい。

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本を作ったことで、会う人が増えた。会って話すと時間があっという間に過ぎることだらけだった。別れた後は、うれしい言葉の連続だった。

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「飾らずに気持ちを表現したり、想いのままに動くことって実は結構勇気が必要で、わたしはいつも躊躇ってしまうのだけれど、彼女は何よりもそれを大切にしていて、いつも真っ直ぐ。心がいつも大きく揺さぶられるし、尊敬の眼差しで見つめてしまう。」

      
「会う度にパワーアップしてる。太陽のようにキラキラと輝いてる。瞳と笑顔が最高に美しくて、話せば話すほど魅力がある。言葉にも、優しさと重みがあって夢を追うために、どう生きていきたいか。色々と、でもゆっくりと考えさせられた。」

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日常をカタチにしたら、プラスの連鎖で毎日が続いてく。「やりたい」が「できた」になると嬉しい。追加発注を二度もかけさせてもらえるようになった。利益を求めていないし、お礼の品とか考えてたら、、だけど嬉しいが止まらない。何のためにするか、何を目的にするのかって大きい。

 

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なりたいアーティスティックな自分に、なれてきてる。気がする。魅力アップ大作戦。

    

2019/02/24

コーヒーとワイン

もともとコーヒーは苦くて飲めなかった。ミルクに砂糖を入れて甘くして飲んでいた。大学受験の対策をしていた高校三年生のとき、ブラックコーヒーを眠気覚しに飲んでいた。

   

受験が終わるころには、いつの間にか好きになっていた。習慣にしてしまえば、苦手なものもなくなってくる。コーヒーとチョコレートの組み合わせが、最高だってことも後から知った。

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スターバックスでバレンタインの期間限定のものを頼んだ。メニューを見て、すぐに目を奪われたコーヒー味。甘いものとコーヒーが合わさったものは、美味しいに決まってる。

    
コーヒーをカスタマイズしようと決めて並んで、いざ頼むときに「ロマンチック」と名付けられたピンク色のハートがついている飲み物が目に入る。ロマンチックに弱いわたしは、ピンクの飲み物を注文。

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ロマンチックといえば、誕生日にサプライズで夜景と星の見える知らない場所にドライブで連れて行ってもらったことがある。どこにいくかを知らされず進む車が、止まったコンビニでケーキとプレゼントが用意されていた。帰り道は、迷って夜中に熊本に着いたりもしたけれどロマンチックが全てを幸せに変えてくれた。

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大学生のとき飲み会で頼むのは、いつも決まってカクテルだった。カシオレとかカルーアミルクとか甘い飲みものだった。ジュースのようなお酒が飲みやすくて好きだった。アルコールと言われるソレを飲めるようになったことが大人な気持ちにさせてくれた。

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大学生とき、先輩を好きになった。覚えたてのお酒を飲む私とは対照的に、色んな種類のお酒を知っていた。先輩が勧めてくれたお酒は飲むようにした。勧められたお酒と同じリキュールを使ったものはいくつか頼んで、飲みやすいものを見つけては「これ、美味しかったですよ」と知らせていた。

       
一緒に飲む機会がある度に「同じのをもう一つ」と先輩のあとに続けて頼んでいた。共通点が欲しくて、必死だったのかもしれない。頼んでいくうちに、だんだん美味しく飲めるようになった。

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飲めるものが増えていった。「美味しい」を共有できるようになった。お互いのお勧めを言い合えることが嬉しかった。

     
赤も白も、味の美味しさが分からなかったワインもお肉料理は赤ワインで、白ワインならお魚料理ということを知って、それが「美味しい」と実感して、だんだん好きになった。

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知れば知るほど、経験すれば経験するほど「楽しい」や「好き」が増えるっていい。コーヒーとワイン、今でも好きのままでいてくれる。

     

経験をすればするほど、楽しい生き方をしていきたい。

    

2019/02/11


 

忘れられない人

ずっと忘れられない人がいた。高校入試の日に「この人だ」と一目惚れをして、数ヶ月後に告白をして付き合った人。そして、別れた人。

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あれから随分と経って、一度も会うことは無く連絡先なんてのも全く知らず、接点の「せ」の字も出てこないほどの関係になった。もうきっと会うこともない。

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というはずだった。それが、どういうわけか地元の飲み会の店が同じ場所で、偶然にも隣の席になった。友達に押されるまま、連絡先を交換した。

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それから連絡を取るようになった。もうきっと会うことがないと思っていたのに、ラインのやりとりをするようになった。別れてからは、次に付き合った人と約五年、ずっと続いているらしい。まあ、そりゃそうだよなってなった。

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近況報告だったやりとりが、福岡でライブや遊びの用事がある度に「泊めてほしい」という連絡に変わった。そんなの、もう、泊めるに決まってる。なんだかんだ自分の中で、やっぱり特別なんだと思った。この時から、好きなのかもしれないと思った。

    
相手がいると分かっていても、こういう連絡はどうしても期待してしまう。二人で会うことのハードルが低くなると同時に、頭の中で「前の関係に戻れるかもしれない」という淡い期待が、五年前の思い出と一緒によぎる。

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会う度に、好きな気持ちに促進がかかり止められなくなった日。もうそろそろ、相手が自分の気持ちにも気付いておかしくないと思った日。

     
何気ない会話から何度も、五年付き合っているという顔も知らない相手の名前が出てきた。その度に、胸をえぐられるような気持ちになった。「ああ、やっぱり恋人の存在は大きいんだ。」と知っていたはずの事実に肩をすくめる。

     

落ち込んだと思ったら、忘れた頃に「泊めて欲しい」とまた連絡がくる。いよいよ相手にとって、自分がどんな存在なのか分からなくなった。そもそも異性として見られていないのか。それとも、少しは好意を抱いてくれているのか。もう考えたってキリがないから、一層のこと告白してしまおうと勢いのまま想いを伝えることにした。

     
結果は、言うまでもなくフラれた。相手の顔が驚いていたのが意外だった。

    

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最寄駅近くのカフェにいると言ったら、二つ返事で「もう駅に向かってる」とすぐに会いに来てくれた。合流して、ものの数分で「フラれた」と話すその瞳は、何故かいきいきしてた。今まで書いていたのは、その彼の話した話。

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『別れてからも恋愛はしたけど、どこかで諦められていなかった。でも、今日でしっかり諦め切れた。スッキリしてる。また前みたいに会うことは無くなるだろうけど、ちゃんと振ってもらって良かった。今は、感謝してる。』

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結果がどうであれ、恋愛をして相手に感謝ができるって素敵だなと思った友達の話。付き合えることが一番のゴール、というわけではない。

     

付き合えなくったって、別れたって、付き合えたって、どんな結果でも相手に「ありがとう」と思える関係って大事。それをお互いに言えるって、もっといい。そう思わせてくれた、名前は出さず紹介する私の友人メモリアル。これからも大切にしたい人だ。

    

2019/02/06

今日の日記

しんどくて、無言のプレッシャーを勝手に感じで圧迫された気持ちになって深呼吸してって繰り返した数日間。

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今ある、このしんどさは意味があるって、乗り越えなきゃって、何度も言い聞かせて時間が過ぎるのをただ待っている。苦しいと、しんどいと気軽に言えたらいいんだけど、それがなかなか出来なかった。

     
頑張るぞって自分を鼓舞しても、それがうまくいかなくてを行ったり来たりして落胆する。頼りたいときにうまく頼れなくて、だからもうなんか勝手にプレッシャーに押し潰されそうで。そんなんじゃだめだって繰り返しながら理想との距離だけが広がって、哀しみに明け暮れていた。

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うまくいかない時は、ここまでうまくいかないのかと思う程ドドドンと乗り越えるべき壁達はやってきた。しんどい時に誰かに頼るのがめちゃくちゃ苦手で、そういうタイミングで高校からの友達と電話。話しているうちに号泣。いつも助けられてる。本当にいつもありがたい。鼻水ズルズルになりながら、わんわん泣いたお陰でスッキリした。泣いた分だけ強くなれ。

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まだ行き慣れない道を歩いていた。ナビ通りに進んでいくと橋があるはずの場所に橋はなくて、しょうがないから枝が伸びて足に歩く度にひっかかる田舎道をなんとなくで進んだ。そしたら進んだ先に、大きな道路に繋がる作りかけの橋があったもんだから驚いた。

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夕方

今日は車の点検に行った。会うのが二回目の、そんなに話したことのない担当の人から「30秒だけ時間もらってもいいかな?」と言われて話が始まった。

     
「僕は家庭の都合で農家になる道を進まなきゃいなかった。でも農業を勉強するための学校に合格できなかった。自分の学力で入れるレベルの学校に代わりに入ることになったけど、そこでもうまくいかなくて挫折した。退学をしてからは「人と話す接客が好き」という理由だけで十代から仕事をすることになった。今でも「接客が好き」というのは変わらない。

      
学歴とかそういう色んなこと抜きにしても、やりたいことでお金は稼げる。もちろん挫折したりうまくいかなかったりするけど、それでもいい暮らしがそこにある。勉強がいくらできても挫折はする。挫折が良い悪いではなくて、挫折をしたお陰で今の道があると僕は思えているんだよね。だから、貴女も自分の気持ちに、正直になって自分の道を切り開くといいよ。」

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大好きな友達と久しぶりに連絡を取った。彼女とは、色んな視点で話をすることが出来る。考え方が真逆だから、面白い。すごく好き。

     
一人では乗り越えられないことを乗り越えるためには他者の力が必要なこともあるということ。とはいえ、その他者が近くにいるとは限らないということ。こう思う人もいれば、こう思う人もいる「どっちも論」を軸にすると何もしなくていいんじゃないかってなる。ネガティブな意味では無く、いなくてもいい存在になる。客観的に見ようとしすぎて主観から離れる話。考えることが止まらなかった。堂々巡りでもある時間が、少し心地良かった。

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高速バスに揺られて大学の同級生と会う。いつも一緒にいた仲間との集まり。女の子ひとりと私、あと男の子四人で一緒に行動していた。今は、色々あって全員では集まれなくなった。

    
自分の気持ちだけでいけば全員揃いたいけれど、個人の気持ちを尊重すると揃うことはきっとない。自分の気持ちだけで生きていけたら、もっと楽になるのかなっても思う。周りの気持ちを尊重してしまえば、イザコザは無くなるのかなって思う。要は、欲張り。

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バスの渋滞の間に書いた、今日の日記。ブログに残してみた。

    
2019/01/19